20代の障害者枠転職のコツ!自分らしく働くためにプロが教える5つのポイント

20代の障害者雇用枠で就職・転職を目指す方は注目! 転職活動をする際には実は年齢や経験によって対策のポイントが異なることはご存知ですか?
今回はDIエージェントのキャリアアドバイザーがプロの目線で「20代の働き世代」ならではの不安や悩みについて、豊富な事例と共にお答えしていきます。

20代・障害者雇用枠就転職のリアル~陥りがちな3つの悩み~

まずは「20代の転職」は有利か不利かについて考えてみましょう。

30・40代の「リーダークラスの即戦力が欲しい」と考える企業もいる一方で、「若くてバイタリティがあり、柔軟な考え方をもつ若手を自社で育てていきたい」と考える企業も少なくありません。
20代で転職を考えていたらぜひチャレンジしてみましょう!

 
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障害をお持ちの方…特に身体障害者の高齢化が進んでいます。定年を迎え退職する方が増える中、「長く働いてくれる若手が欲しい」と企業は考えています。

一方で働く人にとってはどのような悩みや不安があるのでしょうか?

  • スキル不足で仕事が見つからない
  • 働き始めてみたら仕事が合わない、社風が合わない
  • 頑張っているが将来が見えない、やりがいが感じられない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

参考:厚生労働省『令和3年版 障害者白書』

スキル不足で仕事が見つからない

学校を卒業後、障害や様々な事情により「仕事に就けない」という方が一定数いらっしゃいます。新卒の就職活動を一人で進めていると時にハンディを感じることもあるでしょう。

また「フリーターを続けているが安定した仕事に就きたい」との思いからご相談にいらっしゃる方も少なくありません。

 
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このように働いた経験が乏しい場合は「未経験OK」のお仕事を探すと良いですよ!

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働き始めてみたら仕事が合わない、社風が合わない

「立ち仕事が多く、通勤ルートなども身体に負担がかかった」「聴覚過敏があるのに騒がしいオフィス環境で仕事に集中できない」など実際に働いてみないと分からないことはたくさんあります。

また就職をしてから、特性に合わない仕事を任されミスを繰り返したりコミュニケーションがうまくとれず心身のバランスを崩したりして障害が発覚する「大人の発達障害」も知られるようになっていますね。

 
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また障害を開示して働いても「配慮が少ない」「差別意識を感じる」といったこともあるようです。

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頑張っているが将来が見えない、やりがいが感じられない

残念ながら障害者雇用枠においては、能力を問わず一括りに評価制度や給与テーブルが決められている企業があるのも事実です。
またもっといろんな仕事に挑戦したいと思っても、決められた仕事しか与えられず、キャリアを積んでいけないとお悩みの方も多くいらっしゃいます。
こうなるとやりがい・働きがいが感じられず、モチベーションが下がってしまいますよね。

 
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そのような時は転職をして給料アップ・キャリアアップを目指すのも手段の一つです。

20代で障害者雇用枠転職を目指す方に伝えたい5つのポイント

それではこのようなお悩みをどのように解決すればよいでしょうか?20代で転職活動をする場合の5つのポイントがこちらです。

  1. 専門エージェントを利用する
  2. 優先順位をつける
  3. 人柄や基本的なマナーが重要
  4. 在職歴がアピールポイントになる
  5. 二次障害を防ぐ

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専門エージェントを利用する

障害者雇用枠の情報はなかなか表にでてくることはありません。また一般的なエージェントに登録しても、障害の専門知識がないために的外れな求人を紹介されてしまう恐れがあります。
障害をオープンにして、特に障害者雇用枠での転職を考えているのであれば障害者枠専門のエージェントに登録するのが転職成功の近道です。障害と転職市場の専門知識を持ったキャリアアドバイザーが皆さんのキャリアのご相談にのります。

 
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優先順位をつける

「職歴がない」「短期離職を繰り返している」などといった場合、必ずしも全ての希望条件が叶うような職場が見つかるとは限りません。
「今回の就職・転職で叶えたいことは何か?」を整理して、キャリアの軸を考えましょう。

 
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たとえば、今回の転職で叶えたいのは「心身に負担をかけずに安心して働けること」。ならば、「なるべく家から近く」「残業時間の少ない職場」を探して、「高年収」の優先順位は少し下げて仕事を探してみよう…と考えることができますね。

人柄や基本的なマナーが重要

20代で輝かしい実績や豊富なマネジメント経験を持つ方は少ないでしょう。企業もポテンシャルを重視して採用をします。
採用担当者は組織の中で周りと連携を取りながら仕事を進められるような人柄や協調性や、挨拶・言葉遣いといった基本的なマナーを見ています。

 
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意外と気が抜けがちな「面接での身だしなみ」や「企業からお知らせには早めに返事をする(報連相)」といったことにも気を付けましょう!

3年未満で辞めない方が有利? 在職歴がアピールポイントに

「最低3年以上同じ会社で勤めた方が良い」というイメージは未だ根強く残っています。
特に障害をお持ちの方は1年未満の短期離職の割合が50%以上との統計データもあります。
そのため、1社で長く安定して勤務しているだけでも採用担当者にとってはプラスの印象を与えられます。

また就職・転職はタイミングが大切です。
たとえば、アベノミクスや新型コロナウイルス感染症の大流行など、時期によって大幅に求人が増減することもあります。好機は逃さないようにしましょう!

 
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少しでも「転職しようかな」と思ったタイミングでエージェントに登録してみるのがオススメ! また在職中から転職活動を始めておくと安心です。

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二次障害を防ごう

「在職歴の長さはPRになりうる」とお伝えしましたが、無理をしながら現在のお仕事を続けるのはおすすめしません。無理をしすぎてうつ病などのメンタル疾患を発症してしまうと、その後の転職活動にも響きますし、何よりみなさんの心身の健康に勝るものはありません。これを二次障害といいます。

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次からはさらに詳しくシチュエーション別のポイントをお伝えします。

新卒・既卒のポイント|初めての就職

「学校を卒業して」または「アルバイト経験しかない」状態から、安定して長く働くために障害者雇用枠を目指される場合でも基本の就職活動と変わりはありません。
新卒・若者向けのハローワークや学校推薦なども利用して可能性を広げていきましょう。

 
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ただし新卒を募集していない企業もあるので注意です!

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真面目さをアピール

既にお伝えした通り、若い世代の採用はポテンシャルや人柄重視でおこなわれます。
斜に構えるのではなく、フレッシュに前向きに真面目に会社に貢献したいという気持ちをアピールしましょう。

 
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「客観的にどう見られているか?」は自分で気づきづらいもの。ぜひキャリアアドバイザーによる面接対策を受けてみてくださいね。

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20代前半のポイント|初めての転職

20代前半で転職を考えるということは、何かしら今の会社とのミスマッチがあったのではないでしょうか。また一般枠で就職したものの、働き方が合わずに初めて障害者雇用枠を検討される方が多いのも20代前半の転職の特徴です。
課題を自分の中でも明らかにして、次のステップへ進みましょう!

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自己理解と障害説明

現職でうまくいかなかったことを整理してみましょう。それは障害のためにできないのか、工夫の余地があったのかを分解して考えます。
また障害者雇用枠の選考では必ず「障害について」の説明が求められます。

また「業務上できないこと・難しいこと」、それに対して「自己対処できること」、自力ではカバーできないために「会社に求める必要な配慮」を分かりやすく伝えます。

 
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それらの整理のお手伝いもDIエージェントではおこなっております。

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退職理由や今後のキャリアプランを整理する

短期離職が続き転職を繰り返している方は、何が原因だったのか、またその原因を避けたり乗り越えたりするには何が必要かを整理しましょう。退職理由は面接でもよく聞かれる質問です。

あわせて、未来志向で「今後はどうしていきたいのか」、そのために具体的に自分は何をすべきかのビジョンを明確にしていきます。

 
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キャリアパスが用意されているかは面接の中で「正社員登用はありますか?」「どのようなキャリアのパターンがありますか?」などと確認しましょう。もちろんエージェントを通じて聞くのもOKです。

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20代の転職成功事例から学ぶ

それでは実際にDIエージェントを通じて転職を成功された20代の方々のエピソードを紹介します。

 
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監修:高橋 平
障害者雇用コンサルタント、キャリアアドバイザー。早稲田大学卒業後、(株)D&Iに入社。 障害者雇用ソリューション営業、転職キャリアアドバイザーと幅広い領域を担当。現在はHRソリューション事業部の副部長として、DIエージェントの責任者を務める。