就労移行支援事業所の通所を考えている方。どのようなポイントで施設を選びますか?
通いやすさ、プログラムの内容や雰囲気や支援員との相性……
より良い就職のために自分にマッチした事業所選びは欠かせません。
さらに最近では在宅訓練も可能な事業所があるのをご存知ですか?
今回は東京都で初の「在宅訓練の認可」を受けた就労移行支援事業所「ワークイズ」(大田区・蒲田)に話を聞いてみました。
みなさんの就労移行支援選びのヒントになったら幸いです!
大田区・蒲田の就労移行支援「ワークイズ」とは?
「ワークイズ」とは大田区蒲田にある精神障害、発達障害、知的障害、身体的障害、難病のある方の就職と職場定着を支援する就労移行支援事業所です。
運営元は株式会社D&I。障害者雇用枠に特化した就職・転職サポートの「DIエージェント」との連携もしており、年間5,000名以上の就職サポート実績と約1,600社以上の企業ネットワークが特徴です。
ワークイズでは「一生涯のお付き合い」をモットーに、一人ひとりに寄り添った温かみのあるサポートをしています。
「就労移行支援」についての詳しい説明はこちらから▼
就労移行支援とは、障害や難病をお持ちの方の就職をサポートする制度です。しかし、名前を聞いたことがあっても、実際にご自身が利用できるのか・どのようなメリットがあるのか・どのように生活に影響があるかは知らないという方もいらっしゃるのではないでし[…]
在宅訓練って?ワークイズの強み
「ワークイズ」は2020年に発出された緊急事態宣言の前から、東京都より唯一「在宅訓練の認可」を受けていました。
通所とテレワークを併用、またはフルリモートでの就労訓練や就職・転職対策ができるのです。
したがって蒲田まで通所が難しい方(東京・埼玉・神奈川・千葉にお住いの方)にも幅広くご利用いただいています。
DIエージェントと連携して「テレワーク」求人情報を多数もっているのも魅力といえます。
スタッフはどんな人?
ワークイズは朗らかで親身になって相談・サポートをしてくれる人が勢ぞろい。
DIエージェントにてキャリアアドバイザーをおこなっていたスタッフや「産業カウンセラー」「キャリアコンサルタント」「社会福祉士」などの有資格者もいるので、就職のお悩みやキャリアプランだけでなく生活面やお金の制度のことまで気軽に相談できます。
雰囲気は?
さまざまなタイプの就労移行支援事業所がありますが、「ワークイズ」の雰囲気はこのようなイメージです。
利用者さんからは「アットホーム」「楽しくて通いたくなる」「居心地がいい」「落ち着いている」……などといったお声をよくいただきます。
「ワークイズ」ご利用の流れ
ここでは就労移行支援の活用までと通所開始以降の流れを説明します。
利用開始までの流れ
ワークイズだけでなく、就労移行支援の利用は「申し込み~見学・体験利用~受給者証の申請~通所開始」という流れが一般的です。
料金は多くの方が実質無料(※)で利用できます。そのため「障害福祉サービス受給者証」の申請のための面談などでお時間を頂戴いたします。
※世帯収入によって利用料の上限が決まります
お住まいの自治体・時期によっては受給者証の発行までに期間がかかる場合もありますが、ワークイズではその間も体験利用として通所できます。
すぐに通所したい方にも「ワークイズ」はピッタリです。
また現在は、新型コロナウイルス感染症対策としてオンラインでの見学相談を受け付けています。
通所から就職・定着支援までの流れ
ワークイズではご本人の意向やキャリアプランに沿って、一人ひとりに合ったカリキュラムをご用意します。
社会人デビューの方には、ビジネスマナーの基礎からパソコンの扱い方まで。
既にスキルをお持ちの方で、復職に向けて生活リズムや人間関係について、認知行動療法(考え方の傾向を知る)や苦手克服に向けたワークを用意しています。
- 報・連・相ロールプレイ
- タイピング、Excel・PowerPointなどのパソコンスキル
- ストレスコントロール講座
訓練内容とスケジュール例
まずは目指すゴール(「生活リズムを整える」や「早期就職」など)を元に相談をしながらプランを立てます。
上の図は初めての就職を目指す方の月間カリキュラムの例です。
「在宅訓練」1日のスケジュール例
在宅訓練でのイメージはわきづらいかもしれません。ここでは「ワークイズ」の在宅訓練の一日のスケジュール例を見てみましょう。
9:50 パソコンを立ち上げて出勤打刻
10:00 タイピング練習
10:15 PCスキルトレーニング(データ入力など)
12:00 お昼休憩(1時間)
13:00 e-ラーニングでビジネスマナーを学ぶ
14:15 Excelの課題に取り組む
14:30 訓練終了・振り返りの日報を書いて提出
14:45 支援員との振り返り
15:00 パソコンから退勤報告
もちろん通院の都合などにも柔軟に対応しています。
会社の外で働く「在宅ワーク(テレワーク・リモートワーク)」が広がっていますが、障害をお持ちの方にとっても「通勤の負担が減る」「自分に合った環境で仕事に集中できる」などのメリットがたくさんあります。 一方で「求人や給料は?」「コミュニケーシ[…]
面談も有効活用を!
ルーティンの訓練にくわえ、定期的な面談や通所者同士のレクリエーション、習熟度テストなどもあります。
在宅訓練の場合でもオンラインで面談ができますし、気になったことはいつでも聞ける環境です。
就職成功事例・実績
就労移行支援で気になるのは退所後の実績でしょう。
ワークイズを利用された方はどのような就職をしているのでしょうか。
就職成功事例を聞いてみました。
引きこもりがちだったけど……初めての就職をテレワークで!
通所期間:8ヵ月
生まれつきの障害によって行動範囲が限られていることにくわえ、環境の変化や対人関係に特に苦手意識を感じていたKさん。
そのような中で、知人に紹介されたワークイズに雰囲気の良さを感じ通所を決意。
在宅訓練にもいち早く取り組もうとしており、「テレワークで働くイメージを持てそうだ」との期待もありました。
始めは生活リズムを作りつつ、他者との関わりを増やし対人関係を築くことを中心に訓練を重ねます。
またスタッフもこまめな自宅訪問で人と接する機会を設け、自信がもてるようこまめに褒めることを心がけました。
半年後には「自己発信力」もつき、自己肯定感が高まってKさんの笑顔も増えました。
さらに職場体験を経て、初めての就労でもテレワークの営業事務アシスタントとして就職が実現! 現在は定型的な業務だけでなく、自分で判断し提案するような業務まで仕事の幅が広がりました。
その一生懸命さも周りから高く評価され、働きがいを感じています。
テレワークの事務職へキャリアチェンジ! プライベートも充実
通所期間:13ヵ月
これまで肉体労働をされていたYさんでしたが、進行性の難病・持病による体調の心配や金銭面の悩みから在宅でできる仕事探しを決意されました。しかし、テレワークや事務職(パソコン)スキルへの不安もおありでした。
「ワークイズ」では訓練時間を徐々に伸ばして仕事に耐えうる体力づくり・習慣づくりからスタート。
パソコンを使ったチャットコミュニケーション、ExcelやWordなどのスキルを身に付けていきました。生活支援員から社会保障制度利用の助言も受けつつ、安心して就職活動に臨みました。
結果として、事務職でテレワークが叶う会社へ就職が決定。
リハビリの予定に合わせ「週3日・一日あたり7時間」の短時間勤務をされています。
収入も安定したためパートナーとのご結婚も決断され、仕事もプライベートも充実した生活を手に入れました!
ワークイズ職員からメッセージ
最後にワークイズ職員からメッセージをもらいました。
テレワークが広がったことによってみなさんの活躍のチャンスも増えてきました。
私たちは利用者様の「挑戦したい!」というお気持ちを応援しています。なにより人生は「働く」だけではありません。
働いた先にある幸せをワークイズでは見つけてもらいたいと思います。「一生涯のお付き合い」をモットーに、どこまでも寄り添いサポートしていくので
一緒に安定した就労と理想のキャリアを実現していきましょう!
ワークイズでは随時ご相談やイベントを開催しております。
みなさまとワークイズでお会いできることを楽しみにしています!
ご相談・お問い合わせはこちらのフォームからどうぞ。
今回お話を聞いたのは……
就労移行支援事業所「ワークイズ」(事業所番号:1311102725)
https://service.d-and-i.jp/ja/workis
- 住所 東京都大田区蒲田5−18−5 第24下川ビル501
- アクセス JR京浜東北線「蒲田駅」東口から徒歩1分/京急線「京急蒲田駅」より徒歩7分/京急バス「蒲田駅前」より徒歩10秒
- 利用時間 10:00~15:00
- 定休日 土・日・祝日
- 電話番号 03-6715-9161
- 受付時間 9:00~18:00(平日)
社会福祉士。福祉系大学を卒業し、大手小売店にて障害者雇用のマネジメント業務に携わる。その後経験を活かし(株)D&Iに入社。キャリアアドバイザーを務めたのち、就労移行支援事業所「ワークイズ」にて職業指導・生活支援をおこなう。