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転職回数が多いと障害者枠では不利になりやすい?対策と退職理由の伝え方を紹介

実は一般枠よりも障害者枠の方が、転職回数の多さが選考で不利になりやすいということをご存知ですか?
本記事では、障害者枠で転職活動をしていて「自分は転職回数が多いのでは?」と気になっている方向けに、転職回数の多さによって選考で不利にならないための対策ポイントと、退職理由の伝え方をご紹介します。

「転職回数が多い」と思われるのは何社以上から?

何社以上から「転職回数が多い」と思われるのかは、その方の年齢や応募先の企業の感覚によって異なり、一概に言えません。
しかし、DIエージェントを過去に利用された方々の傾向から、平均的に下記のような場合には、転職回数が多いという印象を企業から持たれやすいです。

  • 3年以上在籍した会社がない                                                                       
  • 在籍1~2年での離職が直近にある or 連続している

終身雇用の考え方が変わり転職が当たり前になりつつある今、障害者雇用枠において転職回数の多さはなぜネックになるのでしょうか。その理由と対策ポイントをご紹介します。

障害者雇用枠で転職回数がネックになりやすい理由

一般的枠の採用では「会社の戦力となってくれる人材かどうか」が最も重視されるため、選考の中ではスキルや経験を特にチェックされます。転職回数が多い場合でも、その会社にマッチする経歴を持っている人材であれば「まずは面接で一度会ってみよう」となりやすいのです。
一方で、障害者雇用枠は「障害者の方の雇用促進」を目的として行われるため、スキルや経験よりも「入社した後に長く定着してくれるかどうか」が重要視されます。その結果、転職回数が多いと「入社してもすぐ辞められてしまうのではないか」という懸念につながり、選考で不利になりやすいのです。

転職回数が多い人に対して企業が抱きやすい3つの懸念

では、転職回数が多い人に対して採用担当者は具体的にどのような懸念を抱くのでしょうか。よくある3つの懸念をご紹介し、その次に対策ポイントを解説します。

(1)体調への懸念

転職回数が多いと、「体調が不安定な方なのではないか」という懸念を持たれるケースがあります。
障害の内容や状態は個人差が大きいため、その方の障害を客観的に把握するのは難しいと感じる採用担当者は少なくありません。面接の中で確認するにしても、障害に関する話は本人の自己申告によるので、正確に知るのには限界があります。
そのため、採用担当者にとっては勤続年数や定着の様子というのが、体調の安定度合いを確認するうえで一つの基準になるのです。

(2)職場に馴染めなかったのでは?という懸念

職場での人間関係が上手くいかなかったのではないかという憶測を生んでしまうこともあり得ます。障害者雇用に慣れていない企業の場合には、「他の職場に長く定着できなかった人を受け入れて大丈夫なのか?」といった、余計な懸念を抱かれかねません。

(3)ジョブホッパーなのでは?という懸念

近年、障害者雇用の拡大により求職者の売り手市場の状態が続いています。そのため、例えば大手企業や好待遇な企業を転々としているような経歴の方の場合、「良い条件があればすぐに転職してしまう人なのではないか」という印象を持たれるケースもなくはありません。

応募方法ごとの対策ポイント(自己応募、エージェント経由)

では、実際に転職回数が多い方の場合、選考で不利にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。求人への応募方法ごとにご説明します。

求人サイトやハローワークから直接応募する場合

求人サイトやハローワークから直接応募する場合、履歴書や職務経歴書に転職理由を補足するのがおすすめです。
直接応募する場合は、企業はその方の応募書類に記載されている情報のみで合否を判断するため、採用担当に懸念されそうなポイントを先回りして説明した方がよいためです。

「転居に伴い退職」「契約期間満了に伴い退職」といったシンプルな内容であれば、履歴書の職歴欄に書いても問題ありません。もう少し補足が必要な場合は、職務経歴書に書くとよいでしょう。後ほど退職理由のパターン別に書き方の例文をご紹介します。

転職エージェントから応募する場合

企業に伝える情報について担当アドバイザーとすり合わせを行う

転職エージェント経由で求人に応募する場合には、担当者が応募先との仲介を行ってくれるため、転職経緯を本人に代わって企業に伝えてくれる場合があります。どのように伝えていいのかわからない転職理由については、担当のキャリアアドバイザーに伝え方を相談するとよいでしょう。

また、エージェントを利用する際に注意が必要なのは「エージェントから企業に事前に伝えている情報」と「自分が面接で企業に伝える情報」に齟齬が生まれないようにすることです。書類選考が通過して面接に進んだ際は、面接で過去の退職理由を聞かれた際の答え方を、担当アドバイザーとすり合わせするようにしましょう。

応募書類の添削をしてもらう

応募書類に転職理由を記載する方法を前述しましたが、経験社数が多すぎる場合は適宜要約するなどの工夫が必要です。また、複雑な事情がある場合には応募書類にはあえて記載をせずに、担当アドバイザーから企業に口頭で補足してもらった方がよい場合もあります。
どのように書類を作成すればよいか迷ったら担当アドバイザーに相談してみてください。

面接対策として、実際に口に出して言う練習をする

企業によっては、過去の転職理由を1社ずつ全て聞かれる場合もあります。適切な表現を選びつつ端的にまとめる必要があるため、スムーズに説明ができるよう口に出してみる練習をしましょう。

退職理由ごとの例文を紹介

◆障害発症や障害の発覚をきっかけとする退職

《例》
仕事上のミスが重なった際に心療内科を受診し、発達障害と診断されました。障害を開示して配慮をいただきながら働いた方が長期就業が見込めると思い、現在は障害者枠にて転職活動をしています。

 
 
障害発症や障害の発覚による退職の場合、「〇〇が理由で退職した」だけだとネガティブな印象になりがちです。上記のように「こうした方が長期就業ができると思って転職を決めた」など前向きな表現もあわせて書きましょう。

【障害についての説明文にも補足を】
退職理由と「障害についての説明文」の記載内容を一貫させることも大事です。
例えば、障害についての説明文に「前職は〇〇な環境が合わず退職しましたが、今は〇〇などの対策を行うことでそれを防いでいます」といった補足をすることで、「同じような退職を繰り返さないように努めている」という姿勢がより伝わりやすくなります。

◆長時間残業が発生するなど、労働環境の悪さによる退職

《例》
月100時間を超える残業が発生し体調悪化の懸念があったため、残業時間のご配慮をいただける環境で就業するため転職をしました。

 
 
「労働環境が劣悪」「ブラックな会社」といった表現は主観的・批判的に聞こえる可能性があります。
「〇時間の残業があった」「休日出勤が発生した」など、実際にどのような状況だったのかという客観的な記述をすることで、マイナスな印象を与えることなく伝えることができます。

◆パワハラや人間関係の不和による退職

《例》
上司から高圧的な態度を取られる等の職場環境によって業務に支障が出てしまい、相談を重ねたものの改善が見込めないため、より長期就業が見込める環境を求めて転職しました。

 
 
「パワハラ」や「いじめ」といった言葉も主観的に捉えられがちなため、避けた方が無難です。
「相談や改善に努めた」ことや「それでも改善できず、転職しか解決策がなかった」ことを補足すると納得感のある内容になります。

◆入社前に聞いていたことと入社後で話が違ったことによる退職

《例》
入社前後で労働条件に相違があり退職しました。自身での事前確認が不十分であった反省をふまえて、〇〇を大切にしながら慎重に転職活動を進めています。

 
 
入社してみたら事前に聞いていた話と違った、というのは起こり得る話です。若い方の場合はそのような退職理由でも問題視されることは少ないですが、ある程度の社会人経験のある方となると「自分が十分な確認を怠ったのを他者のせいにしているのでは?」と厳しく見られる場合があります。必要に応じて「自身の確認が不十分であったことを反省」などの補足して、過去の失敗から学び真剣に活動している姿勢を伝えましょう。

まとめ

以上、転職回数が気になる方向けに対策ポイントをお伝えしました。転職回数を理由に選考で落ちてしまうのは非常にもったいないことです。本記事でお伝えした内容を、応募書類の作成や面接対策にぜひ活かしてみてください。

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