転職決定者から見る成功ポイントも解説!7~8月の障害者転職成功事例 ver.2

ここでは、DIエージェントを通じて7~8月に転職された方のエピソードの第二弾をご紹介します。
転職決定者から見る成功ポイントも「まとめ」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

一般枠から障害者枠への転職で、正社員&年収アップが実現!

Kさん(40代 女性/ADHD) 内定先:車載用機器販売C社/営業事務

これまでずっと一般枠で就業されてきたKさん。仕事は順調でしたが、会社の業績不振により事務職から技術職への転向を打診され、やむを得ずご退職されました。
発達障害をお持ちのKさんですが、自己対処を徹底しながら業務に取り組んできた経験が評価され、希望通りの正社員で内定!
一般枠の前職と比べて年収もアップし、大満足の転職となりました。

コロナの影響で活動が長期化する中、希望以上のオファー

Tさん(50代 男性/うつ) 内定先:車載用機器販売C社/SE

今年の2月頃に転職活動を開始後、新型コロナウイルスの影響で求人の減少などがあり、活動が長期化していたTさん。50代というご年齢への懸念もありました。システム開発のご経歴が長かったものの、早期就労を第一に考え、事務系の職種も含めて幅広くエントリーされていました。
ところがC社では、当初は営業事務のポジションでの応募でしたが、面接に進んだところ過去のTさんのご経歴が高く評価され、よりスキルを活かせるSEのポジションを企業様が用意してくれることに。
結果、希望年収を上回る年収370万のオファーをいただきSE職で入社決定となりました。

障害の受け入れ実績が豊富な会社で安心の就業

Aさん(50代 女性/てんかん) 内定先:大手銀行M社/一般事務

当初は前職での経理経験を活かした仕事を希望されていましたが、なかなか選考を通過することができず難航していたAさん。転職活動の開始から半年が経過してしまいました。
そこで担当カウンセラーから、てんかんの方の採用実績が豊富なM社をご紹介。希望年収より待遇は下がるものの通勤のアクセスが良好なことからM社にエントリーしたところ、スムーズに選考が進み、念願のご内定となりました。

障害者枠でもキャリアアップは可能!仕事の幅も長期的に広げられる会社に

Mさん(20代 男性/知的障害) 内定先:大手コンサルA社/オフィスサポート業務

Mさんは、特別支援学校をご卒業後に新卒で前職に入社。しかし、4年間勤続しても年収が180万円程度のまま、なかなか昇給が見込めないことから転職活動を開始されました。
初めは「障害者枠でキャリアアップは難しいのでは?」という不安もお持ちでしたが、結果的に前年収から60万円アップの年収240万円でA社にご内定!
さらに、オファー面談で入社後のイメージを聞く中で、今後も色々な仕事を経験できそうだと実感が持て、新たなキャリアの一歩を踏み出すことができました。

50代後半での転職。定年まで安心して働ける職場と出会えました

Sさん(50代 女性/聴覚障害) 内定先:大手生命保険M社

職場で聴覚障害に対する配慮をいただくことが難しく前職をご退職。50代後半というご年齢もあってか、Sさんは転職活動を開始して約6ヶ月、なかなか選考が進まずに苦戦されていました。しかし、DIエージェントから新着求人として募集が開始したM社をご紹介したところ、とんとん拍子に選考が進み、エントリーからたった3週間でご内定!
定年まで安心して働ける職場と出会えました。

フレックスタイム制度あり、通勤アクセス良好の好条件で内定

Hさん(30代 男性/聴覚障害) 内定先:航空系商社J社/総務人事の事務

入社前後で聞いていた職場環境にずれがあり、短期離職が何社も続いてしまったHさん。職歴の多さが理由でお見送りとなった会社もありました。
そんな中、6月にDIエージェントからお送りした新着求人メルマガでJ社の求人を発見。希望していたフレックスタイム制度を利用することができ、経験も生かせそうなことからエントリーしたところ、約3週間でスピード内定となりました。

体調の安定と長期的なキャリアアップ、両方が実現できる環境へ

Sさん(20代 女性/双極性障害) 内定先:大手化粧品メーカーE社

職場環境を起因として双極性障害を発症されたSさんは、療養復帰後のならし就労を経て、より長期で働くために転職活動を開始されました。当面は体調安定を第一にして短時間勤務をしつつも、将来的にはフルタイムで働きたいというご希望にE社がマッチ。
E社はテレワークや週30時間からの勤務がOK、体調に問題がなければ勤務時間の延長もできるという柔軟な勤務形態の会社でした。働きやすい制度が十分に整った会社で、無事ご内定となりました。

まとめ:転職決定者から見る2つの成功ポイント

今回ご紹介した転職エピソードから、成功のためのポイントを2点まとめてみました。

新着求人、急募求人へのエントリーは絶対に逃さない

上記のエピソードからうかがえる通り、転職はタイミングがとても重要です。
一般枠と比べて求人の絶対数が少ない障害者雇用枠の場合は、限られた求人に抜け漏れなくエントリーしていくことが成功への近道となります。

スキル不足、ご年齢の高さ、転職回数の多さといった点は選考時にネックとなりやすいですが、自分にマッチする求人に巡り合えれば、内定の可能性は決して低くありません。
特に、DIエージェントでは、積極採用中の新着求人急募求人を、メルマガや担当カウンセラーを通じてスピーディーにご紹介することに努めています。

ぜひ色々な求人に目を通し、気になる求人への早めのエントリーを心がけてみてください。

希望条件に100%マッチする求人でなくても、応募した後に企業へ交渉してみるのもあり

C社に内定されたTさん(50代 男性/うつ)のように、求人票に記載されている内容に限らず、応募者に合う業務内容やポジションを企業側が用意してくれるケースもあります。そのため、自分の希望する条件に100%マッチした求人内容でなくとも、まずエントリーを進めてから、選考中に企業へ自分の希望を伝えてみるのもやり方の一つです。

下記の記事でも詳しく紹介しているので、気になる方は確認してみてください。

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監修:高橋 平
障害者雇用コンサルタント、キャリアアドバイザー。
早稲田大学卒業後、(株)D&Iに入社。 障害者雇用ソリューション営業、転職キャリアアドバイザーと幅広い領域を担当。現在はHRソリューション事業部の副部長として、DIエージェントの責任者を務める。