注目キーワード
  1. 障害者
  2. 高年収
  3. ハイクラス
  4. 内定

障害者雇用枠での履歴書の書き方|基本からポイントまでくわしく解説

就職活動をするときには、自分自身の情報を伝えるために履歴書が必要になります。障害者雇用枠への応募用の履歴書を作成する際は、基本情報や学歴・職歴のほか、障害や必要な配慮について書くのがポイントです。

この記事では、障害者の方の履歴書について、基本情報や学歴・職歴、免許・資格、障害者雇用枠において押さえておきたいポイントなど書き方を詳しく解説していきます。ぜひ就職活動での履歴書作成に役立ててみてくださいね。

履歴書を書く際に気をつけるべきルール

履歴書を書き始める前に、基本的なルールを理解しましょう。ルールが守られていないと、せっかく書き上げた履歴書でもしっかり見てもらえないかもしれません。気をつけるべき4つのルールを説明していきます。

黒ボールペンかパソコンで記入する

履歴書の作成は手書きとPCどちらでも問題ありません。「手書きでないと企業に対して失礼にあたるのでは?」と心配される求職者の方がいらっしゃいますが、履歴書の作成方法が選考に影響することはほぼありません。加筆修正や増刷がしやすいこともあり、最近はパソコンで作成する求職者が大半になりました。
もし手書きで履歴書を書くときは、基本的には黒のボールペンを使用します。書いている途中にボールペンを変えると、文字の大きさや太さが変わり見にくくなってしまうので、履歴書1枚を書き切れるボールペンを用意しましょう。もし間違えてしまったら、修正液などは使用せず書き直す必要があります。

履歴書フォーマットを使用する

履歴書フォーマットを用意して記述・提出するのが基本的なルールです。履歴書フォーマットは、100円ショップや文房具など多くのお店で取り扱っています。

また、転職サイトなどで配布しているフォーマットをインターネットでダウンロードすることも可能です。一般的なフォーマットでは「障害の詳細について」という項目がないため、ご自身で欄を追記する必要があります。

標準的なフォントを使用する

履歴書は、ビジネスシーンで使用するものなので、シーンに合わせて「明朝体」「ゴシック体」などの標準的なフォントを使用しましょう。例えば、Wordにある丸みを帯びたポップ体などは、書類のフォントとしては不適切です。

空白部分は作らない

項目によっては、記入する内容がない場合があるでしょう。空白のまま提出するのではなく、空白部分をしっかり埋めるのが履歴書の基本です。どうしても記入できることがなければ、「特になし」または「なし」と記入しましょう。

基本情報の書き方

基本情報は、自分自身の情報を伝える項目です。項目に合わせて、偽りなく正確に情報を記載しましょう。日付・名前・住所・写真・電話番号、メールアドレスの5つについて書き方をご紹介します。

日付

日付の部分は、履歴書を作成した日付なのか、郵送・持参する日付なのか迷いやすい項目です。履歴書を作成した日付ではなく、志望先に渡す・送る日付を書く必要があります。

志望先に持参する際は提出しに行く日付、郵送の際は郵送する日付を書くのが正しい書き方です。郵送・持参する日が決まっていないときは、一度空欄にしておいて、日付が決まってから最後に記入すると良いでしょう。

暦については、和暦・西暦どちらでも問題ありません。ただ、履歴書全体でどちらかに統一する必要があるので、バラバラにならないように気をつけましょう。

名前

名前を書くときは、戸籍と同じ名前を正しく記入しましょう。普段省略した漢字を使用している方は、そのまま書くのではなく、省略していない正しい漢字で書く必要があります。

履歴書フォーマットによっては、名前欄に「ふりがな」または「フリガナ」と記載されています。「ふりがな」のときは平仮名、「フリガナ」のときはカタカナで名前の振り仮名を書きましょう。

住所

住所は、丁目・番地・号などを省略しないのが書き方のポイントです。都道府県から書き始め、「〇〇県〇〇区〇〇△丁目△番地△号」といったように、省略なしですべて書きましょう。集合住宅に住んでいる場合は、建物名や部屋番号も省略せずに記載します。

写真

履歴書には、写真を貼る箇所が指定されています。証明写真はその人の第一印象を決定する重要な部分なので、お店や駅に設置されているスピード写真機よりも、写真館などでプロに撮影してもらった写真が適しています。
写真館では撮り直しができたり、肌色補正をしてもらえたりと色々なオプションがあるので、迷っている方は調べてみるとよいでしょう。
また、写真を撮るときの服装・身だしなみもしっかり整えましょう。服装はダーク系のスーツで清潔感を出すのがポイントです。女性の場合は、髪をまとめて表情がしっかり見えるようにしましょう。

電話番号・メールアドレス

電話番号・メールアドレスは、志望先が連絡に使う重要な情報です。電話番号は、固定電話の場合は市外局番から、携帯電話の場合は「090(1234)5678」のように()を使って書きましょう。

企業によって連絡手段が異なるため、電話番号とメールアドレスの両方をしっかり記入しましょう。
時々「〇〇love」など自分の趣味やニックネームをアドレスに含めている求職者の方がいますが、面接官に見られても恥ずかしくないビジネスシーンに合ったものを使用しましょう。

学歴・職歴の書き方

学歴・職歴の項目では、いつ・どこの学校を卒業したのか、会社に勤務していたのかなどを記載します。年・月を正しく書くことや学校・会社で何に携わっていたかまで記載することなどがポイントです。書き方のポイントを4つチェックしていきましょう。

年・月

入学年・月、卒業年・月、入社年・月、退社年・月は、それぞれ間違えないように正しく記入しましょう。書いているうちにずれてしまうこともあるので、提出前に再度チェックすることが大切です。

学校名

学歴は高校や専門学校から記載するのが一般的で、中学校までの義務教育については省略可能です。高校は「高等学校」とし、「〇〇市立」などは略さず記載します。
大学に関しては、学部名や留学経験を書くことも企業へのアピールにつながります。

会社名

職歴を書く際は、基本的にこれまで社員として在籍したすべての会社名を書きましょう。短期のパート・アルバイトの経歴は省いて構いません。逆に離職期間が長く、その間にパート・アルバイトの就業経験しかないという方は、記載した方が就業経験のアピールになります。

現在の状況

学歴・職歴の最後には、現在の状況を記載します。現在も会社に勤めている場合は「現在に至る」と書きましょう。既に退職している場合は、「契約期間満了につき退職」「一身上の都合により退職」など、理由と合わせて書くのがマナーです。

免許・資格の書き方

免許・資格は、企業にとって自社で活躍してもらえるかを見極める重要な項目です。書き方のポイントをおさえて、所持している免許・資格をアピールしましょう。

関連性・難易度の高い資格から書く

志望先の企業は、自社で活かせる免許・資格があるかを見ています。所持している免許・資格を取得した順などに記載するのではなく、仕事への関連性や難易度の高い資格から書くとアピールにつながるでしょう。

例えば、事務職なら簿記やパソコン関連の資格をまず記載すれば、採用担当者の目に留まるはずです。

勉強中の資格も記入可能

所持している資格はもちろん、勉強中の資格も記入することができます。仕事に関係のある資格であれば、入社後の仕事をイメージしやすくなります。

記入できる資格に制限はなく、国家資格でなくても書くことができます。また「日商簿記2級取得に向けて勉強中」など勉強中の資格についても書けるで、意欲や熱意をしっかりアピールしましょう。

志望動機の書き方

志望動機は、なぜ志望したのかを確かめる項目となっています。志望動機がはっきりしていないと、志望先への熱意が伝わらないこともあるでしょう。自分の想いをしっかりと盛り込んで、「入社してほしい」と思ってもらえるような志望動機を書き上げることが大切です。

自分の言葉で記入する

就職活動では、履歴書を参考にして、面接が行われます。面接で重要視されるのが志望動機です。

良い履歴書を書くための参考書やマニュアルが多く販売されていますが、そのまま引用してしまうと、面接でズレが生まれたり、上手く質問に対応できなかったりして、失敗しやすくなります。

履歴書の志望動機は、参考書やマニュアルに頼り切りにならず、自分の言葉で書くことが大切です。考えて書くことによって、面接でもスムーズに話すことができるでしょう。

なぜ志望したのかを書く

なぜ志望したのかは、志望先の企業が気になるポイントです。どうして志望したのかをできるだけ具体的に書きましょう。

例えば、「貴社に魅力を感じました」という言葉だけでは何に魅力を感じて志望したのかがわかりません。「私は〇〇の経験から、貴社の〇〇に魅力を感じ、自分自身も貢献したいと思い志望しました」などのように、「自分の原体験」「会社に対し、具体的に興味を持っているポイント」をふまえて書く方が、志望度の高さが伝わりやすくなります。
また結論を先に書き、読みやすい文章を意識しましょう。

何ができるのかを書く

入社したときにどんな貢献をしてくれるかをイメージさせる必要があります。何ができるのかをしっかり書くことが大切です。自分のスキルや資格、経験などを踏まえて、どのようなことができるかを具体的に記入します。

経験のない業種を志望する場合は、経験や知識、資格などから関わりのあるものをアピールしましょう。できることとそれを裏付ける根拠をセットで記入するとアピールにつながりやすいです。

障害についての書き方

障害を開示して働く場合は、履歴書に障害について記載する必要があります。履歴書フォーマットに欄がない場合は、自分で欄を追記するかA4用紙に別途まとめて提出しましょう。

書く内容について厳密なルールはありませんが、主に下記のような内容をまとめるとよいでしょう。

  • 障害者手帳取得年月日

  • 障害者手帳の種類・等級

  • 内容

  • 現状と詳細
  • 通院状況

  • 必要な配慮

現状と詳細、必要な配慮については、文章で詳しく記載しましょう。現状と詳細は、障害の簡単な詳細を書き、障害とどのように付き合い、就職活動や生活をしているかを記載すると、状況が伝わりやすくなります。

【例】
季節の変わり目や、業務過多(月30時間以上の残業等)となった際に、倦怠感を感じる傾向がございます。十分な睡眠と食事を心がけ、異変を感じた際には主治医や上司の方に早めに相談することで予防しております。

必要な配慮については、障害があることによって難しいことや不調が起きたときの対応などを記載します。

職務経歴書の書き方

職務経歴書とは、履歴書とは別に、職歴を詳しく記載し能力・スキルや経験をアピールする書類であり、基本的に履歴書と同時に提出を求められます。

職務経歴書は、履歴書のようにフォーマットは決まっていませんが、自己アピールにつながる重要な書類ですので、具体的な職歴やスキルをわかりやすく書くことがポイントです。

文章を書き連ねるだけでは見にくくなってしまうので、見出しをつけてまとめると見やすいでしょう。以下のような見出しに合わせて、作成してみてください。

・経歴要約
「一般事務を〇年、経理補助を〇年」のように、簡単に経歴をまとめた内容を書く

・勤務先企業
(株)などの略称を使わず正式名称で記載する

・職務内容
業務内容を具体的に記載する

・アピールポイント
仕事で培った経験や知識に基づくアピールポイントを書く

障害者雇用枠において押さえておきたいポイント

障害者雇用枠において押さえておきたいポイントとして、履歴書で障害について記載する必要があります。正しく伝えることによって、企業が採用を検討しやすくなると同時に、働き始めてから必要な配慮をしてもらうことにもつながるでしょう。2つのポイントを解説していきます。

障害の話はできるだけ客観的に書く

自分の障害について書くのは気が引けるかもしれません。「障害について書くことで、自分への評価が下がるのではないか…」と不安になりますが、企業にとって障害については一番気になる内容です。

面接での答えとズレが生まれないように、できるだけ客観的に記載しましょう。現状と合わせて、過去から徐々に改善している、付き合い方がわかり生活しやすくなったなど、安定している部分があれば、記載することで採用担当者は安心できるはずです。

注意点として、客観的な事実をありのまま書きすぎると、志望先に不安を与えるかもしれません。客観的でありつつ、「〇〇が苦手ですが、このような配慮をいただくことで〇〇のように働くことが可能です」と前向きに障害を説明するようにしましょう。

【例】
過集中により疲れやすい傾向がありますが、1~2時間に5分程度の小休憩をいただければ気持ちを切り替えて働くことができます。

「必要な配慮」については具体的に書く

「必要な配慮」は、採用担当者に実際の仕事の様子をイメージさせるために欠かせない項目です。過去の経験を思い出し、できることややりたいことを具体的に書きましょう。

企業はどのような配慮が必要かを知りたいので、できないことやあまりやりたくないこともしっかり書くのがポイントです。ただやりたくないことではなく、障害の影響で苦手なことを書くと、自分自身を理解している印象を与えられるでしょう。

自分の特性や不調に対してお願いがあるときもここに記載します。「不調が出たときに10分だけ休憩をもらいたい」「不安なとき気軽に相談させてもらいたい」など、素直にお願いを記載しましょう。

まとめ

障害者の方が就職活動で履歴書を作成する際は、基本情報や学歴・職歴、免許、資格、志望動機を、要点をおさえて書くことのほか、障害者雇用枠ならではのポイントをおさえることが大切です。

書きにくいことではあるものの障害について客観的に書く、「必要な配慮」について具体的に書くことによって、企業にとって仕事のイメージがしやすくなります。

本サイトでは、他にも障害者雇用に役立つ情報をまとめています。より詳しく知りたい方や他の方の転職エピソードをチェックしてみたい方は、ぜひ閲覧してみてくださいね。

あなたに寄り添い、導く転職エージェントサービス
DIエージェント