全盲の方の仕事探しのポイント、生活面で役立つ情報などをわかりやすく解説

お仕事を探している・転職を考えている全盲の方に向けてノウハウをお伝えします。「どのような職種や仕事内容があるのか」「面接時に伝えておきたいこと」などをわかりやすく解説していきます。
他にもスマホを使うことで便利になることや障害者年金などお仕事だけでなく生活面で役立つ情報などもあわせて紹介しますのでぜひ参考にしてください。

全盲の方が仕事を探す際の3つのポイント

全盲の方がお仕事探しや就職・転職活動をする際のポイントを3つをまとめました。

  1. ICT機器や技術、道具を活用する
  2. 求人票に書かれていないことが重要!就活・転職活動は情報戦
  3. 面接官・担当者に伝える内容を整理して選考に臨む

それぞれ詳しく解説していきます。

視覚障害をお持ちの方のまとめ記事は以下のリンクからもご参考ください。

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視覚障害者の方にオススメの仕事とは?雇用状況や注意点を解説

ポイント1 ICT機器や技術、道具を活用する

ポイントの1つ目は、視覚障害のある方が就労できる仕事の幅が、支援機器の発達やICT技術の進化により拡大してきているということです。
たとえば事務職もそのうちのひとつです。点字や音声の読み上げ・音声入力などのソフト、アプリを使うことでパソコン入力などが可能です。
就きたい仕事がある場合、求められているスキルは何かを調べ、スキル向上を目指すことで就職・転職活動が進めやすくなります。

参考:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター(2019)「視覚障害者の雇用等の実状 及びモデル事例の把握に関する調査研究」

全盲の方にオススメの機器

全盲の方がお仕事で使える支援機器の一例をご紹介します。

  • パソコン画面の読み上げソフト 
  • 点字プリンタ、点字ディスプレイ
  • ワイヤレス呼び出し装置(振動や音で通知が届く)

読み上げソフトは「PC-Talker」や「NVDA(無料ソフト)」が有名です。

これらの機器は独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構で一部貸し出しもおこなっています(詳細はこちらのリンクをクリックしてご確認ください)。会社にツールがない場合は貸りられないかを打診してみても良いでしょう。

またApple製品(Macのパソコン、iPhoneやiPadなど)は視覚障害をお持ちの方にも使いやすい開発をしているため、会社備品はApple社のものにしてもらう配慮例もあるようです。

参考:Apple「アクセシビリティ – 視覚」

ポイント2 求人票に書かれていないことが重要!就活・転職活動は情報戦

ポイントの2つ目は、必要とされるスキルや人物像は企業ごとに大きく異なり、求人票に書かれていない情報もあるため、自分にマッチした企業を自力で探すのには限界があるということです。
そのため、就職(転職)エージェントなどの利用もオススメです。

DIエージェントの場合、ご希望を伺った上で視覚障害をお持ちの方の受け入れ実績が豊富な企業様や、市場に出回っていない非公開求人からご紹介をさせていただくことあります。
それだけではなく、企業側に視覚障害の知識や環境整備・配慮の方法のアドバイスをしていることもあるので、安心して頼ってくださいね。


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ポイント3 面接官・担当者に伝える内容を整理して選考に臨む

ポイントの3つ目は、面接時に企業担当者に伝える内容や確認することを事前にまとめておくのが内定の鍵です。

  • どのような障害か(いつ発症したのか、先天的かなど)
  • どのくらい見えるのか
  • 企業にお願いしたい配慮事項(読み上げソフトの導入、通勤ラッシュを避けた出勤時間など)
  • それらの配慮事項は実現可能かどうか
  • 職場環境(駅から遠いのか、駅まで点字ブロックがあるのか)

可能であれば応募の前に第三者(エージェントや支援員)に内容をチェックしてもらい「きちんと伝わるか?」を確認してもらうのが良いでしょう。

ここまでのポイント1から3をふまえ、全盲の方が活躍しやすい職種や仕事内容、利用できる就職支援や就労支援、面接時の伝え方などをより詳しく解説していきます。

全盲の方が活躍しやすい職種・仕事内容

全盲の方が多く活躍している業界や仕事の内容、職種についてお伝えします。
業界としては、「医療、福祉、情報通信業、サービス業、卸売業小売業」などが挙げられます。
また仕事内容や職種でいうと、「あんま・鍼・灸、オフィス内の事務作業、翻訳作業など」で活躍が期待されています。

さらに平成30年に実施した調査では視覚障害をお持ちの方の職業別就職件数も明らかになっています。視覚障害者就職件数合計2040件(100.0%)、うち重度1167件(100.0%)の内訳で重度の方の就労が多い順で見てみると以下のように並べられます。

1.専門的・技術的職業975件(47.8%)、うち重度754件(64.6%)

1-1.あんま・鍼・灸・マッサージ802件(39.3%)、うち重度647件(55.4%)

  〔※802件中、ヘルスキーパーは69件(3.4%)、うち重度57件(4.9%)〕

1-2.福祉施設指導専門員(機能訓練指導員等)72件(3.5%)、うち重度47件(4.0%)

1-3.理学療法士19件(0.9%)、うち重度13件(1.1%)

1-4.その他82件(4.0%)、うち重度47件(4.0%)

2.運搬・清掃等の職業383件(18.8%)、うち重度140件(12.0%)

3.事務的職業301件(14.8%)、うち重度135件(11.6%)

4.サービスの職業222件(10.9%)、うち重度90件(7.7%)

社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合「H30年度ハローワークを通じた職業紹介状況」を元に作成、就職件数が100件以上の上位4領域を掲載。

またオフィス出社をする場合は特に周囲の方々のサポートを得る必要があるでしょう。

あんま、鍼、灸のスキルを活かして、ヘルスキーパーも人気

あんま・鍼・灸は頭文字をとった「あはき業」や「三療業」とも呼ばれています。なぜこの職種が視覚障害、特に全盲の方にも人気なのかというと、目が見えない代わりに手先の感覚に優れマッサージに向いており、専門家を育成する教育も整えられてきた歴史があるからです。かつては按摩・マッサージ・指圧師の過半数を視覚障害をお持ちの方が占めていた時期もありました。

これらのマッサージ技術を学ばれ、デスクワークの多い会社でヘルスキーパーとして働かれる方は現在も多くいらっしゃいます。

 
 

重要ポイント!
ヘルスキーパーのお仕事はIT企業でしばしば募集があります。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行以降、テレワークが増え、就職先が少なくなってきたという傾向もあります。

参考:日本視覚障害ヘルスキーパー協会
社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合「あん摩・鍼・灸問題(あはき問題)」
厚生労働省 第1回あん摩マッサージ指圧師、 はり師、きゅう師及び柔道整復師 等の広告に関する検討会「06【参考資料2】施術所数等の推移」

全盲でもデスクワークはできる?(事務/エンジニア/翻訳業務を例に)

全盲の方でデスクワークで事務職やシステムエンジニア(SE)として働かれている方もいらっしゃいます。

こちらのYouTube動画では全盲の女性がデスクワークの様子を紹介しています。

事務職

事務職として働く場合このような仕事を任されることがあります。

  • データ入力、Excelを使用したデータ分析
  • 議事録や資料の作成、文字おこし
  • 電話対応(一部入力がある場合も)

「事務職に転職したい」「PCスキルを身につけたい」という場合は、視覚障害をお持ちの方のための各種職業訓練のメニューが用意されているのでぜひ探してみてください。

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システムエンジニア、プログラマー

DIエージェントでは過去、視覚障害をお持ちの方がエンジニアとして就業されたこともあります。何か一つでも得意なことがある方は、スキルを活かせる可能性が高いです。

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語学力を活かした翻訳業務

DIエージェントの転職サポート例

Mさん(全盲)の場合

  • 郊外にお住まいで都心への通勤が難しく、テレワーク求人をさがしていらした全盲のMさん
  • 必要な配慮=音声読み上げソフトの導入
  • DIエージェントがオープンポジションのある某企業にかけあって、語学スキルを活かせるポジションを開拓! 無事内定に。

詳細はこちらのリンクから事例をお読みいただけます。

 

 
 

重要ポイント!
障害者雇用枠で民間企業・事務職・エンジニア職に就職したい場合は、エージェントを使うと効率的です。
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全盲の方が利用できる就職支援や就労支援

全盲の方が相談・利用できる福祉サービス・民間サービスをこちらでは簡単に解説、各種詳細リンクをご紹介していきます。

令和2年度の厚生労働省の調査では重度の視覚障害をお持ちの方がハローワークを利用してお仕事を探されている方は全国に4,800人おり、就職率は38.0%でした。

これらの専門機関・サービスを利用することで幅広い知識と経験を持ったスタッフのサポートを受けられ、ご自身に合う仕事を見つけやすくなります。頼れる支援やサービスはどんどん活用し、一人で悩まないことが大切です。

全盲の方が面接の時に伝えたい・確認したほうが良い内容

選考や面接ではどのようなことを伝え、どのようなことを確認したほうが良いか解説していきます。

  • ご自身の障害、見え方などを伝える必要がある
  • 配慮してもらいたいことがある場合、可能か確認する
  • 自分自身の努力や真摯な態度も重要

ご自身の障害、見え方などを伝える必要がある

採用選考の時には、全盲とはどのような状態かご自身の障害・見え方などを伝える必要があります。

職場の理解を得られないと仕事を遂行するのは難しく、伝えておいた方が就職後スムーズに働けます。選考のタイミングで遠慮なく伝えていきましょう。

全盲の方の見え方

全盲とは視覚障害の中の1つです。身体障害者手帳における視覚障害の等級は1~6級までが定められていますが、全盲の方は1級に該当し、重度障害という区分にあたります。

(2)全盲の方とロービジョンの方
視覚障害の方の見え方の状態には、全盲、弱視、ロービジョンなどいろいろな表現があります。
全盲とは、医学的には光も感じない状態をいいます。(後略)

(引用)国立リハビリテーションセンター「視覚障害者の理解のために」

採用担当者は視覚障害へのおおまかな知識はあるかもしれませんが「なんとなく見える弱視と全盲の違いがわかっていない」というケースも少なくありません。

見え方について、具体的には「全く見えない」「光の明暗は少し分かる」などまで細かく伝えられると良いでしょう。

点字、盲導犬、白杖の使用状況についても伝えられると良いでしょう。

参考:厚生労働省「身体障害者障害程度等級表(身体障害者福祉法施行規則別表第5号)」

配慮してもらいたいことがある場合、可能か確認する

選考時や仕事をする上で配慮してもらいたいことがある場合、企業担当者に確認をしましょう。エージェントを利用している場合は、エージェントを通して確認するのも良いですね。

  • 選考プロセスにおける配慮(適性検査や面接時)
  • 仕事内容、それについてどの程度ならできるか、あるいはできないことについて
  • 出勤時間をずらすため制度(フレックスタイム制度、在宅勤務制度など)
  • どのような支援機器があるか、無い場合用意してもらうことは可能か

また視覚障害をお持ちの方が会社にお願いしている合理的配慮の例として、「名乗ってもらってから声をかけてもらう」「オフィス内の物の位置の確認・レイアウト変更」などが挙げられます。

企業によっては盲導犬の受け入れを積極的におこなっているところもあります。

参考:株式会社日立システムズ「盲導犬のことを知ろう!(盲導犬受け入れQ&A)」

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自分自身の努力や真摯な態度も重要

職場に理解を求めるためには自分自身の努力や周囲に対する真摯な態度も重要です。「自分は障害者なのだから配慮してもらって当然」という態度では企業側に「一緒に働きたいな」と思ってもらうのは難しいでしょう。

また「会社に配慮・遠慮されすぎてしまって、仕事が少ない……もっと活躍したいのに」といったご相談も少なくありません。そのような場合は「Aはできないけれど、Bのような仕事は遠慮せずにお任せください」といった伝え方をすると好印象です。

DIエージェントでは、配慮やスキルについてどのように伝えると良いのかも丁寧にレクチャーしています。オンライン面接対策もお任せください。

全盲の方の生活面で役立つ情報

ここからは全盲の視覚障害の方の仕事やキャリアだけでなく生活面でも役立つ情報をお届けします。「スマートフォンの活用例」と「障害者年金」について詳しく掘り下げます。

全盲の方のスマートフォン(スマホ)の活用例

スマホの普及により私達の生活は非常に便利になりました。機種によっても異なりますが、「アクセシビリティ」の向上がめざましいですね。
たとえば音声応答機能を使って時刻を確認できたり、さまざまなアプリを活用したりして生活に役立てることができます。アプリ音声読み上げ、紙幣識別、色の識別、撮った写真の文字部分をデータ化してくれ音声で確認できるアプリ、拡大(ズーム)機能などは当事者の間でも活用されています。ビデオ通話機能を使っての道案内などに使っている方もいるようです。

その他、SNSなどを通じて当事者や専門家からさまざまな情報を収集できるだけでなく、自ら発信できるようにもなりました。

このような技術の発展は就職活動やお仕事に就かれてからも役立てることができますね。大手キャリアでは携帯電話の障害者割引も実施しているのでお得にスマホを活用してください。

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参考:ライフハッカー[日本版]「【Android・iPhone】スマホを便利にする代表的「アクセシビリティ機能」8選」
総務省北陸総合通信局「電子タグと携帯電話を活用した視覚障がい者のための公共トイレ音声案内システムに関する調査研究会(実証実験)」
視覚障害リハビリテーション協会「生活をする上でのさまざまな工夫」

全盲の方の障害者年金についての注意点

また障害をお持ちの方の収入面での大きなサポートになっているのが「障害年金」制度です。
身体障害者手帳の等級と障害年金の等級は一般的には異なりますが、全盲の方は障害年金の等級も1級に該当します。

視覚障害における障害年金の等級は以下の通りです。

1級

イ 両眼の視力がそれぞれ0.03以下のもの

ロ 一眼の視力が0.04、他眼の視力が手動弁以下のもの

ハ ゴールドマン型視野計による測定の結果、両眼の1/4(※)視標による周辺視野角度の和がそれぞれ80度以下かつ1/2(※)視標による両眼中心視野角度が28度以下のもの

ニ 自動視野計による測定の結果、両眼開放視認点数が70点以下かつ両眼中心視野視認点数が20点以下のもの

2級

イ 両眼の視力がそれぞれ0.07以下のもの

ロ 一眼の視力が0.08、他眼の視力が手動弁以下のもの

ハ ゴールドマン型視野計による測定の結果、両眼の1/4(※)視標による周辺視野角度の和がそれぞれ80度以下かつ1/2(※)視標による両眼中心視野角度が56度以下のもの

ニ 自動視野計による測定の結果、両眼開放視認点数が70点以下かつ両眼中心視野視認点数が40点以下のもの

3級(厚生年金保険のみ)

両眼の視力がそれぞれ0.1以下に減じたもの

ロ ゴールドマン型視野計による測定の結果、両眼の1/4(※)視標による周辺視野角度の和がそれぞれ80度以下に減じたもの

ハ 自動視野計による測定の結果、両眼開放視認点数が70点以下に減じたもの

日本年金機構「障害等級表」を元に作成。

また令和4年1月1日には「眼の障害年金認定基準」が一部改正となりました。全盲の方への影響はありませんが、進行型の視覚障害をお持ちの方は今後も改正情報に注目していてください。

参考:日本年金機構「令和4年1月1日から「眼の障害」の障害認定基準が一部改正されます」
日本年金機構「令和4年1月1日から「眼の障害」の認定基準を一部改正します(リーフレット)」
日本年金機構「「眼の障害」の障害認定基準の改正による額改定請求のご案内」

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障害年金の受け取り方

障害年金とは病気やケガなどにより障害の状態になった時に生活を支えるものとして支給される社会保険制度です。障害年金は、「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類があり、その他には「障害手当金(一時金))といったものもあります。
受給には条件がありすべてに該当する方が受給できます。これから受給手続きを考えている方はお近くの年金事務所などにご相談ください。

参考:日本年金機構「障害年金ガイド 令和4年度版」
政府広報オンライン「障害年金の制度をご存じですか?がんや糖尿病など内部疾患の方も対象です」
日本年金機構「「眼の障害」の障害認定基準の改正による額改定請求のご案内」

まとめ

機器や制度の充実、テレワーク浸透によって、全盲の方が活躍するフィールドは広がってきました。会社の設備や設計次第ではどうしても就職が叶わないこともあるのですが、チャンスはどんどん掴むようにしましょう。

見えないことはツールなどで補うことができるようになった今、重視されるのはお人柄です! 前向きに仕事に取り組んでいきたいお気持ちを面接では伝えてみてくださいね。

少しでも新しい働き方や可能性を広げていきたいと思ったら、DIエージェントへお気軽にご相談ください。視覚障害をお持ちの方の支援が豊富なキャリアアドバイザーがみなさんの挑戦を応援いたします。ご登録は右のリンクからお申し込みください▶ https://di-agent.jp/tips_apply/

監修:井村 英里
社会福祉士。福祉系大学を卒業し、大手小売店にて障害者雇用のマネジメント業務に携わる。その後経験を活かし(株)D&Iに入社。キャリアアドバイザーを務めたのち、就労移行支援事業所「ワークイズ」にて職業指導・生活支援をおこなう。

この記事では以下の資料やサイトを参考に作成をしました。

参考:社会福祉法人 日本盲人会連合(2019)「わが国の視覚障害者の将来 ~将来ビジョン検討委員会 報告書~」
日本医療研究開発機構「視覚聴覚二重障害(盲ろう,視覚聴覚重複障害)の医療」
社団法人 日本眼科医会「視覚障害がもたらす社会損失額、8.8兆円!! ~視覚障害から生じる生産性やQOLの低下を、初めて試算~」
山梨総合研究所「Vol.282-2 視覚障害者の就労状況」