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発達障害をお持ちの方の求人探し|転職を成功させるために重要なポイントを解説

「発達障害が理由でこれまで仕事が上手くいかなかった」「いま働いているけど仕事の内容が合わないので、転職をしたい」など思っている方はいませんか。発達障害があっても活躍できる仕事はたくさんあります。しかし適した仕事を見つけるためには、いくつかのポイントを押さえて転職活動を進めていかなければいけません。
今回は発達障害をお持ちの方の求人探しや、転職を成功させるためのポイントを紹介します。

発達障害とは

発達障害とは先天的な脳機能の障害で、生活のさまざまな場面で偏り・困難が見られる障害です。
耳からの情報が理解しにくかったり、場の空気を読むことが苦手だったりする自閉症スペクトラム障害、不注意・多動性・衝動性などが見られるADHD、そして読む・書く・計算するなどが著しく困難なLDなど、多岐に渡るのが特徴です。

発達障害をお持ちの方の求人の探し方

続いては発達障害をお持ちの方の、主な求人の探し方を見ていきましょう。

転職エージェント

転職希望者の転職活動をトータルでサポートしてくれるのが転職エージェントのサービスです。
エージェントを利用する最大のメリットは、客観的に見てその方に合った求人を紹介してくれること。その方の希望条件だけでなく、企業の雰囲気や求めている人物像も熟知しているので、選考通過が見込める求人を中心に紹介してもらうことができます。
さらに履歴書の作成や面接のアドバイス、企業との交渉なども行ってくれるため効率的に転職活動を進められます。

就職・転職サイト

2つ目は就職・転職サイトです。インターネットで検索すると多くの就職・転職サイトがヒットし、仕事を探すことができるでしょう。
掲載されている求人数は一般採用枠と比べて少ないものの、企業一つひとつの情報量は多いですね。実際の職場の様子が写真で載っていることもあるため、イメージがわきやすくなっています。

就職・転職フェア・合同面接会

就職・転職フェア・合同面接会は、ハローワークや民間企業が開催するイベントです。複数の企業がイベント会場へ一堂に集まり、求職者は各企業ブースを周ります。
気に入った企業があれば担当者から詳しい話を聞いたり、その場で面接を受けたりできるため、効率の良い転職活動ができるでしょう。
※現在(2020年7月時点)は、新型コロナウイルスの影響で対面式のイベントは延期・中止となっている可能性がありますのでご注意ください。

ハローワーク

最後はハローワークです。ハローワークの中には障害者雇用の専用窓口があり、担当の職員と相談をしながら求人を探すことができます。
全国各地に開設されていることはもちろん、求人数が圧倒的に多いのが魅力です

発達障害をお持ちの場合の勤労形態

発達障害をお持ちの方が働く場合、次にあげる3つの勤労形態があります。

一般就労

まずは一般就労です。障害の有無に関わらず企業と労働契約を結んで働く、一般的な働き方ですね。
下記で説明する障害者雇用や福祉的就労と比べて求人数が多いため、希望する条件に合う仕事が見つかる可能性が高まります。ただし基本的には障害があることを言わずに働くこととなるため、障害を理由にした配慮を得づらいことが多いです。

障害者雇用

一般就労と違って障害者雇用は、障害を持っていることを前提として採用してもらう形態です。障害者雇用をする企業は障害者が安心して、そして安全に働けるように可能な範囲で配慮をしなければいけません。
「過集中の傾向があるので、定期的に小休憩を取らせてもらう」「口頭での指示が苦手なので、業務に関する重要な内容はメールでも送ってもらう」など、一人ひとりの障害特性に合わせた配慮を望めるのがメリットです。

福祉的就労

福祉的就労は福祉サービスの一つとして行われているもの。つまり労働者は、同時に福祉サービスの利用者にもなることが特徴です。大きく分けて就労継続支援A型と、就労継続支援B型があります。A型は福祉サービスでありながらも雇用契約を結ぶため、最低賃金などで労働基準法が適用。上記で述べた一般就労や障害者雇用で働くことが難しい人が利用しています。
対してB型は雇用契約を結びません。高い作業能力を求められることはないものの、その分、収入はかなり低くなってしまいます。

発達障害をお持ちの方に向いている仕事の一例

発達障害をお持ちの方が仕事を探す上で大切なのは、自分に向いている仕事を見つけることです。
一般的な障害特性から見た、発達障害をお持ちの方に向いている仕事の一例を紹介します。

自分の強みを活かした仕事を選ぶことが最も大事

一度仕事に就いたら、できるだけ長く働き続けたいと思いますよね。発達障害をお持ちの方が長く続けられる仕事を見つけるには、まずは自分の強みや障害特性を理解しましょう。それぞれの強みや弱み、そして障害特性を理解した上で、それらに適した仕事や働き方を見つけることが大切ですね。
次の項目でASDやADHD、LDの傾向がある人たちに向いている仕事を確認していきます。

ASDの傾向がある方

ASDの傾向がある方は経理、そしてプログラマーやシステムエンジニアなどのIT関係の職種が向いています。
一人で黙々と仕事に取り組めること、そしてある程度は決まった型通りに仕事を進めていけることから、ASDの方に向いているといえるでしょう。また一般事務職も仕事の特徴が以上のようなものであれば、続けやすいといえますね。

ADHDの傾向がある方

ADHDの傾向がある方に向いているのはデザイナーやクリエイター、イラストレイターなどのクリエイティブな職種や、営業職や総務事務といったフットワークの軽さが生かせる職種です。
オリジナリティあふれる発想を持っていることが多く、さらに好きな仕事であれば集中力を保ちながら働き続けることができるでしょう。

LDの傾向がある方

LDの傾向がある方は読み・書き・計算などのうち、何を特に苦手としているかによって適した仕事は変わってきます。苦手な能力が求められないような仕事、またはPCの機能やアプリなどでカバーできるような仕事が向いているといえるでしょう。

発達障害をお持ちの方が転職を成功させるコツ

発達障害をお持ちの方が転職を成功させるためには、これから紹介するコツを押さえて活動を進めていきましょう。

自分自身を知る

最も大切なポイントの一つが、自分自身を知ることです。強みや弱み、得手不得手、そして障害特性についても理解をしましょう。
「人と雑談をするのが苦手」「一度に2つ以上のことを処理できない」「型にはまったルーチンワークが得意」など、これまでの生活や仕事上の経験を振り返ってみてください。自分自身を知ることで能力の活かし方や対処法を理解し、自分に合った仕事選びもできるようになります。

スキルや資格を身に付ける

スキルや資格を身に付けることもおすすめです。先で紹介した経理やプログラマー、システムエンジニアなどの仕事では、ある程度のスキルや資格を保持していると採用に有利となります。
働きたいと思っている職種が明確にあるのであれば、なるべく早い段階から見合ったスキルや資格を取得しておくと良いですね。

信頼できる人に相談する・支援してもらう

発達障害をお持ちの方が一人で転職活動を進めていくと、分からないことや上手くいかないことが多々起こります。自分に合った仕事を見つけられずに早々に退職してしまったり、上手くいかないことから精神的に不調をきたしてしまったりすることも珍しくありません。
決して一人で抱え込まずに、支援機関や転職エージェントなどを上手に活用しましょう。客観的な立場、そして専門的な立場から的確なアドバイスがもらえるだけでなく、実際の転職活動もサポートしてくれますよ。

障害に対する理解や適した勤務形態があるか確かめる

あなたの障害に対する理解や、適した勤務形態があるかどうかも確かめましょう。長く働き続けるためには障害に対して正しく理解してもらい、勤務形態も含めて可能な範囲で配慮をしてもらうことが大切です。
求人票のみでは判断することは難しいため、支援機関や転職エージェントを介して確認してもらうと良いでしょう。また企業に直接問い合わせる方法もあります。

発達障害の3つの種類、それぞれの特徴

発達障害には大きく3つのタイプがあることを前述しました。それぞれが持つ特徴をチェックしていきましょう。

ASDの場合

ASDの大きな特徴はコミュニケーション障害と対人関係障害、そしてこだわりの3つです。コミュニケーション障害とは耳から入った情報などの処理を苦手とすることです。対人関係障害は相手の気持ちの想像や、場の空気や暗黙のルールを理解しにくいこと、そしてこだわりとは物の位置やスケジュール・順序などが決まっており、急な変更が苦手なことです

ADHDの場合

ADHDは不注意や多動性、衝動性が言動に現れます。忘れ物やスケジュールに抜けが生じる、集中力が続かない、計画を立てずに思いついたまま行動してしまうなどの特徴があります。

LDの場合

LDは知的発達に遅れはないものの、読み・書き・計算などの一部において、著しい困難が生じるのが特徴です。文章を読むのが遅かったり読み間違えたりする、バランスを取って文字を書けない、数の概念が身に付かないことから計算ができないなど、人によって症状の表れ方はさまざまです。

発達障害による苦手・困りごとへの対処法

発達障害をお持ちの方は、仕事をする上でどのようなミスやトラブルを抱えやすいのでしょうか。
タイプ別に考えられるミスやトラブルと、自分自身でカバーする方法を紹介します。

ASDの場合

ASDの場合は上司や同僚から受けた業務指示の意図を正確に理解できないことによる、ミスやトラブルが考えられます。
指示を受けたらその場で内容を確認してみましょう。自分なりに理解をした内容を相手に確認をすることで、もし認識の違いがあれば修正してもらえます。
また見通しを持つことが苦手なことから、必要以上に仕事に時間をかけてしまったり、締め切りを過ぎてしまったりすることもあるかもしれません。いつまでにやるべきものなのかを明確にした上で、さらに仕事を終わらせるまでの細かいスケジュールを設定すると効果的ですね。

ADHDの場合

不注意が症状として強い場合は、「パソコンで入力する項目が抜けている」「そろえておくべき備品が足りない」など、業務に関してのミスが出やすくなります。
おすすめの対処法はチェックリストの使用です。特にミスが出やすい項目をピックアップしてリストにしておき、業務が終わったらリストに沿って確認をしていきましょう。

また衝動性が原因で仕事に集中できなかったり、思いついた仕事に取り組んでしまい納期内に仕事を終えられなかったりする場合もあります。周囲の音がうるさくて集中できない場合は耳栓やイヤフォンを使用する、人の動きなどが目に入って気になる場合は部屋の隅の座席を使わせてもらうなど、刺激となるものを遮断すると良いでしょう。
またやるべき仕事をリスト化するのも効果的ですね。仕事に優先順位を付けてリスト化しておけば、衝動的に他の仕事に取り組むこともなくなります。

LDの場合

書類の文章を上手に読めなかったり、飛ばし読みしてしまったりする場合は、いま読んでいる文字を指でなぞりながら読むようにしましょう。また書類を大きく印刷すると、読み間違いも少なくなります。
計算が苦手な人は、計算機やアプリをすぐ使える状態にしておくと安心です。

発達障害への認知は広がっている

以前と比べると発達障害をお持ちの方が働ける環境は整ってきています。障害に理解のある企業が増えてきたこと、そして法整備がされたことも大きな要因ですね。

「障害者雇用促進法」の施行による変化

これまでに何度か述べた障害者雇用は、障害者雇用促進法という法律に基づいて行われています。一定数以上の従業員を雇用している企業や団体は、法定雇用率に応じた障害者を雇用しなければいけません。
これまで精神障害者(障害者雇用促進法で発達障害は精神障害に含まれます)は雇用義務となっていませんでしたが、2016年4月からは対象となりました。
さらに2021年4月からは法定雇用率が、民間企業で現状の2.2%から2.3%に、国・地方公共団体等では2.5%から2.6%へ、そして都道府県の教育委員会では2.4%から2.5%にアップする予定です。
以上のことからも分かるように、障害者の方が働ける環境や認知は徐々に広がってきています。

まとめ

発達障害をお持ちの方が求人を探す方法は転職エージェントや就職・転職フェア・合同説明会、ハローワークなどさまざまです。
また、長く働くためには、強みを活かせる仕事を探したり、苦手な点を創意工夫でカバーしたり、会社に配慮してもらえるよう打診してみることが大事です。「具体的にどんな仕事が自分に合うか知りたい」「選考対策のための情報がほしい」という方はDIエージェントにご相談ください。

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